びーの雑多タルパ日記

タルパに関する事やその他雑多日記

研究室という名の独裁国家

初っ端から暗い話ですが笑

僕は1年前大学院生でした。

高専から某技科大へ編入しそのまま内部院進学という、その界隈では至極ありふれたルートです。

当初は大学院まで行く予定はなく、学士号を取るためだけに技大へ進みました(高専卒は給料が低い場合が多かったので)。

しかしながら周りの人達はほとんど院進、研究室の教授にも「理系は最低修士卒じゃないと話にならない」と言われ、流されやすい僕はあれよあれよと修士課程へ。これが地獄の始まりとも知らずに。

 

配属先は自主性を重んじる(と言う名の放置系)研究室でした。教授はその分野ではかなり有名な方で忙しい時が多く、指導は博士課程の学生に任せる事が多かったのです。ここまではまだ良いのですが、この博士課程の学生が素晴らしい人でした。

この素晴らしい人は与えられた権力を思う存分振るい、弱者を蹂躙しまくります。今思えば同じ学生の身分なのによくもあんな偉ぶれたものだと感心しますが、当時の僕にとっては恐怖の対象でした。キリがないので詳細は省きます、これが辞めた原因その1。

 

これよりも厄介なのが研究室のトップ、教授です。指導しないくせに結果だけは求め、気に入らない学生は他のメンバーの前で叱りつけて公開処刑します。特に信じられなかったのが、先輩の修了お別れ会の時。教授が送った言葉は、激励ではなくただの非難中傷でした。君はアレがだめだっただの、会社でやってけないだの、メンバーが集まってる前でボロクソ言いまくりです。本当にただの悪口です。他にも色々ありますが、これもキリがないので省きます。

 

ともかく、元々大した目的意識も無いのに大学院へ入り、研究室がこの有り様。メンタルが壊れかけた先に行き着く選択肢は大学院中退でした。美しさすら感じる王道パターンです。

やめる際に感じた事は、研究室は独裁国家のようなものだという事でした。教授という絶対権力者、下僕と化した博士学生、従うしかない修士学生。研究をする暇もなく研究室の雑務で1日が終わった時は笑いました。無賃金強制労働やるな笑笑

 

それを作り出す最たる原因は、教授に全ての権限を握られている事にあると思います。休学はおろか退学まで教授の許可が要るのです。教授の機嫌を損ねれば卒業させて貰えない可能性だってあります。学生は付き従うしかありません。

いざ決心した僕は辞める意思を教授に伝えましたが、教授の許可を「頂け」ませんでした。研究室という地獄、退学する事もできないとなれば皆様ならどうするでしょうか。

3回相談して全て断られた僕は仏の顔を失い、強行手段に出ました。残された手段は除籍です。意図的に学費を滞納して強制脱出を試みました。(除籍は退学とは違います。本当に愚かな行為なので、辞めたい方は正式に退学手続きを行って下さい。)

今思えば無謀な行為ですが、当時の僕は本当に追い込まれていました。夜中にこっそり研究室に入り、自分の荷物を回収してトンズラする姿は滑稽だったでしょう。

奇跡的に企業に拾ってもらえ、今はなんとかサラリーマンをやってます。

 

流れるままに院進した結果、まあ色々と失ってしまいました。

めちゃめちゃな文章でごめんなさい。

結論ですが、研究室は本当に特殊な環境ですのでしっかり考えて院進しましょう!以上!